2017年08月21日

「ホーム転落をなくす会」からの呼びかけ

こんにちは。広沢里枝子です。
「ホーム転落をなくす会」の高山久美子さんから、下のような呼びかけが届きました

ご協力いただける方は、「ホーム転落をなくす会」へ。
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青山1丁目駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落して亡くなった事故から、
8月15日でちょうど一年です。
その後も事故は相次ぎ、大阪と埼玉でも二人の全盲の方が亡くなっています。
ホームドアがつくことが一番ですが、
設置が決まっても、すぐに設置できるわけではありません。
全駅への設置を決めた東京メトロでも、2020年度までに148駅(83%)。
全駅178駅に設置完了するのは2025年度末の予定です。
このまま手をこまねいていても、転落事故はなくならない・・・。
ならば、せめて、自分たちにできることがないだろうか。
そんな思いを持つ、視覚障害当事者と晴眼者で、
ホーム転落を防ぐためのチラシやポスターを作り、
それを広める活動をしています。
チラシの内容は、
ホームから転落しそうな視覚障害者を見かけた時、どう声をかけたら良いのかを、
わかりやすいイラストと簡潔な文章によって伝えるものです。
画像を添付しましたのでご参照下さい。
(視覚障害者の方のためには、このメール文末に絵の説明を入れました。)
費用は、インターネットのクラウドファンディングで調達した他、
多くの方からのご寄付によってまかない、
これまでに、チラシ12万3千枚、
ポスター1100枚を印刷し、全国各地にお送りしています。
講演会やマラソン大会、ライブイベント、
図書館や市役所の窓口、行きつけの喫茶店やバー、
お住まいの自治会の回覧板や掲示板、
中学や高校など、様々な場所で、様々な形で拡がっています。
皆様の周囲(職場やサークルのお友達、学校、
ご利用の駅や、お住まいの地域など)でも、
このチラシとポスターをひろめていただけませんでしょうか。
(サイズ チラシA4/ポスターA3)
ご賛同、ご協力をいただける方は、ご連絡ください。
また、画像を加工しなければ、
画像をご自分で印刷してお使いいただいてかまいません。
ホームページなどでご紹介いただいたりするのも歓迎です。
Facebookでは、チラシやポスターの配布状況や、
駅ホームでの安全に関する最新情報などを随時お伝えしています。
https://www.facebook.com/stoptenraku/
二度と、視覚障害者のホーム転落事故がおきてほしくない。
その一念で始めた、ささやかな活動です。
どうか皆さんのお力をお貸し下さい。
よろしくお願い申し上げます。

ホーム転落をなくす会・発起人
宇野和博、佐木理人、高山久美子、原田敦史(50音順)
posted by りえこ at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年08月10日

「障害者自立生活セミナー」のお知らせ

■障害者自立生活セミナー 「精神障がい者として生きてきたこと 〜 これからは
自分らしく」

日にち:2017年9月9日(土曜日)
時間:13:30〜15:30
会場:「上田市ふれあい福祉センター」 2階大会議室
講師:大堀尚美氏(「NPO法人ポプラの会」副会長兼、事務局長)
聞き手:広沢里枝子(「上小地域障害者自立生活支援センター・ウイング」ピア・カ
ウンセラー)
体験発表:「特定非営利活動法人 カナン」/ピア・サポートグループ「羊雲の会」
対象:障がい当事者、ご家族、支援者、その他どなたでも
参加費:無料
主催:上小地域障害者自立生活支援センター・ウイング
共催:「上小山びこ会」(精神障がい者家族会)/「特定非営利活動法人カナン」

[講師からのメッセージ]
障がいの生きづらさは人との支え合い・優しさの中で助けられています。
当事者としての思いや、当事者への思いを語り合いませんか。

「NPO法人ポプラの会」
 ポプラでは、「同じ経験をした仲間、対等な関係性」を柱に、お互いが支え合いエ
ンパワーメントし合う(本人の持っている力を引き出しあう)関係性を大切にしてき
ました。
 障がいを持っていても「生きづらさ」、「生活のしづらさ」を対等な(ピア)の立
場で安心して地域で暮らせることができる居場所づくり、仲間づくりの憩いの場所で
もあります。
 また、私たちは相談事業を始め、普及啓発で色々な場所で体験談を中心にリカバリ
ー(回復)の重要性も訴えていきます。
そして、要望活動や施策提言では皆さんの要望を中心に、各関係機関、をはじめ多
くの方々の意見をお聞きしながらその人らしく生活ができるようにお互いに支え合っ
ていきたいと思います。皆さんとともに元気をいただき一緒になって活動をしてまい
りたいと思います。


[障害者自立生活セミナーの問い合わせ先]
 上小地域障害者自立生活支援センターウイング(担当は中村、広沢)
電話 0268-28-5522
住所 長野県上田市中央3丁目5番1号 上田市ふれあい福祉センター2F

*申し込みは不要です。
*「上田市ふれあい福祉センター」は、土曜日は、正面玄関が閉まっています。駐車
場側の出入り口からお入りください。
*車いす用のトイレは、1階と2階にあります。
*手話通訳等が必要な方は、8月中にご連絡ください。

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広沢 里枝子
hirosawa@po5.ueda.ne.jp
posted by りえこ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年07月20日

「里枝子の窓」から 2017年7月

こんにちは!広沢里枝子です。暑い毎日ですが、ばてていませんか?
さて、「JRPS長野(網膜色素変性症協会)」が6月に開いた医療講演会のことを
ぜひ、網膜の病気の患者さんたちや、ご家族にお伝えしたいと思っていました。
講師は、岩手大学理工学部生命コース教授の冨田浩史先生。
演題は、「ミドリ藻の遺伝子注入で視覚機能を取り戻す 単色からオールカラーへ」
でした。
そして、呼びかけ文には、こんなふうに書いてありました。
「目に入った光の映像は、網膜の視細胞で電気信号に変えられ、視神経を伝わって脳
に運ばれることによって、私たちは「ものを見る」ことができます。
その視細胞が犯されて視力を失った目に、ミドリ藻の光受容遺伝子を注入することで
、光や視力の一部を取り戻せることがマウスやウサギの実験で証明されました。
アメリカでは、1年前から実際の患者に注入する治験が実施されています。
日本でも、すべての可視光(見ることのできる光)を受容できる遺伝子を注入する準
備が進められています。
この遺伝子療法の開発者である富田教授に、最新の状況を講演していただきます。」
というわけなんです。
網膜の遺伝子治療については、京都大学の高橋政代先生のチームのご研究が有名です
よね。
ですが、高橋先生チームのご研究では、目の中心部に手術によって新しい細胞を入れ
ることによって、中心部の視力がかなり回復する可能性があるということなんですが
、これに対して、冨田先生チームのご研究では、治療法が、手術ではなくて、注射で
いいということなんです。
しかも、冨田先生チームの遺伝子治療では、成功すれば、網膜全体の細胞が新しくな
る可能性があるんだそうです。
視力は、少し弱かったり、色の識別が難しいそうですが、中心部だけではなくて、全
部の視野を確保できる可能性があるということでした。
しかも、高橋先生チームの網膜再生の治療と組み合わせたり、患者さんによって、使
い分けることも今後は可能性があるということなんです。
安全に実用化できるとしたら、ものすごく希望がわきますよね!
私も網膜色素変性症の患者なものですから、冨田先生のお話を身を乗り出して伺いま
した。
第一線の研究者から最新治療法の研究成果を伺いましたので、私などが正確に説明す
ることはできませんが、冨田先生は、2019年に盛岡で開かれる「資格リハビリテ
ーション学会」で、講演されることが決まっているそうです。
「ぜひ、次は盛岡にお越しください」と言っておられました。
そのときには、更に進んだ研究成果をお聞きできるとうれしいですよね。

ところで、「JRPS長野」では、この医療講演会のおりに「『網膜色素変性症です
』と告げられたあなたに」という資料を配布しました。
この資料が、とてもわかりやすくて、病気の宣告をされた方が、まず、どうしたらい
いかを的確に伝えていましたので「里枝子の窓」のホームページの「草の実通信」の
コーナーに掲載いたしました。
網膜色素変性症の患者の方々、ご家族の方々、よろしかったら、ぜひ、お読みくださ
い。
また、「JRPS長野」では、「網膜色素変性症の患者の皆さん、ご家族の皆さん、どう
ぞ、ご参加ください」と呼びかけています。
参加したい方は、「JRPS長野」の会長、島崎正義さんにご連絡ください。
電話番号は、090−3310−2727です。


 「網膜色素変性症です」と告げられたあなたに

「網膜色素変性症です。残念ながら治す薬も治療法もありません。いずれ失明してし
まいます」と、お医者さんから告げられた時のあなたのショック − 驚き、口惜し
さ、絶望・・・
それは、私たちの仲間のみんなが等しく経験したことでした。
ある人はうつ状態になりました。
ある人は家にこもって友達づきあいも減りました。
みんな自分の苦しみをわかってくれない、と家族や周りの人たちにいら立ちました(
周りの人には、おメメパッチリのあなたの目が異常だとは、とても信じられないので
す)。
しかし、今、同じ病気の仲間達が集まって一緒におしゃべりをし、笑い、歌を歌って
います。
役にたつ情報を交換し、たまには、皆で温泉に一泊旅行にも行きます。
すっかり見えなくなった仲間の中には、旦那さんのために毎日の食事作りをし、つけ
物を漬け、ときには手助け無しで天婦羅を揚げる人さえいます。
まだ運転ができる人、だいぶ視野が狭くなった人、光しか見えなくなった人、様々な
進行状態の人たちが互いの経験や生活の知恵を教えあいしながら、前向きに生きてい
ます。
その仲間達は、異口同音に、「同じ病気の人たちとおしゃべりが出来て本当に救われ
た」と言っています。
皆さん、希望を失わないでください。
最近、iPS(人工多能性)細胞から作った視細胞の注入や、ミドリ藻の受光遺伝子の注
入で、視力をある程度とり戻せることがマウスや兎の実験で確かめられ、人体での治
験も始まっています。
電子機器の急速な進歩で、音声だけでメールのやりとりや情報の検索が出来るように
なり、正確で頼りになる歩行ナビの開発も行われています。
この病気の患者には障害者手帳が出され、障害者年金を含めてさまざまな公的援助も
受けられます。
視力を失ったとて、たいして心配する必要のない時代になってきました。
今、あなたに必要なことは、負けずに立ち向かう勇気と、仲間と一緒に、できるだけ
広く深く事前の準備(右欄参照)をおこなう気力です。

●事前の準備(例)
1) 携帯やパソコン、歩行ナビなどに習熟し、見えにくくなった時には「音声によ
る操作」が出来るようにしておく。
また、白杖の訓練も十分にしておきましょう。
2) 食器やよく使う身の回りの道具や機器などを、見えなくても使いやすいものに
し、使い方に習熟しておく。
(例: ボタン操作や、音声ガイドで使える生活用品)。
3) 住居をバリアフリー化し、手すりや方向/位置マークなどの設置。
4) 見えなくても続けられる趣味や仕事を習得しておくことは、何よりも大切です

5) いつまでも付合える友達を増やし、失明時に助けてくれる人との関係を良好に
保つ。

公益社団法人日本網膜色素変性症協会 | Japanese Retinitis Pigmentosa Society P
ublic Interest Incorporated Association
http://jrps.org/
posted by りえこ at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記