2017年11月22日

「里枝子の窓」から 2017年10月放送

こんにちは!広沢里枝子です。いかがお過ごしでしょうか?
今年の7月に105才で亡くなられた日野原重明先生の最期のインタビューのお声を
先日、ニュースで聞きました。ああ、日野原先生は、本当に最期の最期まで、ご自身
の生き方を貫かれたのだなあ!と、胸いっぱいの気持ちで聞かせていただきました。
日野原先生は、死が迫る中で、最期の力を振り絞って、1か月にも及ぶテレビ取材を
受けて、メッセージを遺してくださったのですね。
「今、私は、死を前にして、おろおろすることしか何もできない新たな自分に出会っ
ている。」 「キープ オン ゴーイング。前進、また前進を私たちは続けなくちゃ
ならない」
そんなふうに語りかけてくださっていましたね。
日野原先生は、たびたび信州にいらして、命や平和の大切さを傳えてくださいました
。ですから、信州には、日野原先生との思い出を持っていらっしゃる方が、きっとた
くさんいらっしゃることと想います。
私も、たった1度ですが、日野原先生が、上田に講演にいらしたときにお会いしたこ
とがあって、そのときのことをこの頃、よく思い出しています。
何年ぐらい前だったか。上田市の千曲荘病院の記念講演会に日野原先生がいらしたと
きに、私は、主催者の方々から、花束をお渡しする役を仰せつかりました。それで、
講演の始まる前にご挨拶に伺って、そのときにみんなで記念写真を撮ろうということ
になりました。
じゃあ、並びましょうというので、みんなが動き出したときに、私は、どう動いたら
いいか、とっさにわからなくて、盲導犬のネルーダと、その場につっ立っていました
。そのときに誰かが私の後ろから、背中を包むようにして両肩に静かに手を置いてく
ださったのです。私が、どなただろう?と思ったそのときに「日野原だよ。僕は、君
のすぐ後ろにいるからね」と、日野原先生の穏やかな声がしました。一瞬、涙が出そ
うなくらいうれしかったことを思い出します。
私のように目が見えないと、みんながぱっと動いたときに、状況がわからなくて、「
あっ、どうしよう・・・」と、とまどうことはしょっちゅうなんです。しょっちゅう
ですから、しかたないなって思ってしまうことが多いんですが、日野原先生は、見え
ない状態でそこにいる私のことを真っ先に気遣って、安心させてくださったのですね

先生の奥様も、同じ気持ちで私に寄り添ってくださったらしくて、後でいただいた写
真には、にこにこの笑顔のご夫妻の真ん中に、娘のように包んでいただいている私の
花束を抱いた姿が映っていたそうです。
あのときも、日野原先生は、すでに100才を超えていらしたんですよね。
講演会でも日野原先生は、通路をだだだーっと走って、教壇にぽんと飛び乗ってみせ
てくださいました。帰るときも、「僕は、駅の階段は2段飛ばしで駆け上がるから大
丈夫」とおっしゃって、最期まで、みんなで「故郷」の歌を合唱する指揮をされたご
ようすを想い出します。
人間て、本当に一瞬一瞬にその人の生き方が現れるものですね。生涯にわたって、素
晴らしい見本を示し続けてくださった日野原重明先生に、心から「ありがとうござい
ました。本当にお疲れさまでした」と申し上げたい気持ちです。
posted by りえこ at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年11月10日

「たぁくらたぁ 秋号」発行されました!

こんにちは。広沢里枝子です。
たぁくらたぁvol.43秋号 が発行されました。
住民の生の声が満載です。
私も、昨年から連載させていただき、「ジャスミン、明日に向かって歩こう」は、6
回目になりました。
よろしかったら、どうぞ、お読みください。
WEB版たぁくらたぁ : 最新NEWS〈随時更新〉
http://o-emu.net/tarkuratar/?cat=1
posted by りえこ at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記