2016年08月31日

上田で人権擁護セミナーと障害平等研修を開きます

○「人権擁護セミナー − 障害者差別解消法と私たちの暮らし ー 排除しない、
排除されない社会の構築」
日にち:2016年10月8日(土曜日)
時間:13:30〜15:30
会場 上田市ふれあい福祉センター 2階 大会議室
講師:旭洋一郎氏(長野大学社会福祉学部 社会福祉学科 教授)
聞き手 広沢里枝子(主催 上小地域障害者自立生活支援センター・ウイング ピア
・カウンセラー)
参加費 500円(資料代含む)
主催 上小地域障害者自立生活支援センター・ウイング
(電話 0268ー28ー5522

[内容]
今年から施行された「障害者差別解消法」について長野大学の旭洋一郎先生からわか
りやすくお話しいただき、「排除しない、排除されない社会の構築」を考えます。
後半では、旭先生と広沢里枝子の対談、質疑応答の時間もあり、理解を深めていただ
けます。
申し込みは不要で、どなたでもご参加いただけます。
皆さん、どうぞ、ご参加ください。

「障害平等研修 − 障害のある私達の暮らしと障害
日にち:2016年10月15日(土曜日)
時間:13:30〜16:30
会場:上田市ふれあい福祉センター 3階訓練室
メインファシリテーター:新井寛氏(「社会福祉士、障害平等研修フォーラム」ファ
シリテーター)
サブファシリテーター:山田悠平氏(精神障害者当事者会 ポルケ 代表、大田障害者
連絡会 代表)
対象:障害のある人
参加料 1000円
主催 上小地域障害者自立生活支援センター・ウイング
申し込み先 上小地域障害者自立生活支援センターウイング(担当は中村、広沢)
申し込み締め切り:2016年10月10日(月曜日)
電話 0268ー28ー5522

[内容]
障害平等研修(DET)は、障害者自身がファシリテーター(進行役)となって進める
対話型の障害学習です。
障害者が直面する日常的な社会の問題を、参加者自らが気づき、発見し、さらに解決
するようになることを目指して行われます。
障害平等研修を通して、障害を権利・不平等・差別の課題として捉えられるようにな
り、この「視点」を基に自分自身の生活や仕事を通してより平等な社会を実現してい
くようになるプログラムです。
今回は、東京でDETファシリテーターとして活動されている新井寛さんと共に、長野
県初のDETを開催します。
posted by りえこ at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月21日

駅ホームからの転落事故防止についてのひとつの意見(拡散歓迎)

☆SBCラジオで「里枝子の窓」を担当しております広沢里枝子です。8月の放送の
中で、駅ホームからの転落事故にふれてお話しし、その内容を文章に書きましたとこ
ろ、共感してくださる方や、追加情報を送ってくださった方がありました。そこで、
ラジオでお話ししたことに加筆修正して、この文を書きました。
事故に合われた品田様のご冥福を心からお祈りするとともに、二度とこのような痛ま
しい事故がおきないことを願って、微力ながら発言します。

 駅ホームからの転落事故防止についてのひとつの意見

今月、東京メトロ銀座線、青山1丁目の駅で、盲導犬を連れた目の不自由な男性がホ
ームから落ちて電車に衝突して亡くなるという非常に悲しい事故がおきました。
目の見えない方が、ホームから落ちて亡くなる事故は、毎年のようにおきていて、そ
んなニュースを聞く度に、「またおきてしまった!」と、胸のつぶれるような気持ち
になります。
そこで、私は一人の視覚障害者にすぎませんが、駅ホームからの転落事故が二度とお
きないために、皆さんに知っていただきたいことをお伝えしようと思いました。

目の見えない私達にとって、駅のホームは、最も危険な場所の一つです。
皆さん、目をつぶったまま、右へ回ったり、左へ回ったり、4、5回ぐるぐるしなが
ら、あの轟音のしているホームを歩くことをイメージしていただけたらと思うんです
が、まさに命がけなんです。
こうした悲惨な事故がおきないためには、駅のホームに安全のためのホームドアを設
置していただくことが大事だと改めて思います。
それから、私はアメリカに視察に行ったときに、バートという地下鉄に乗ったのです
が、そのホームの点字ブロックは、日本のように跨ぎ越えてしまうような細いもので
はなくて、線路側を端まで1メートル近く敷き詰めてありました。
この敷き方だと、点字ブロックに乗ったら、ホームの端が近いとすぐわかりますし、
跨ぎ越えたり、方向を失ったりする可能性も少ないと感じました。
これを機会に、ホーム上の点字ブロックの敷き方も改めて研究する必要があるのでは
ないでしょうか。

ところで、今回の事故では、盲導犬と歩いていても、ホームから落ちることがあるの
ですか?という質問と、「駅員が、アナウンスで注意を呼びかけたとされる『白線の
内側に下がってください』という言葉は適切でしたか?」という質問をいただきまし
た。
事故の経緯については、今、詳しい調査がおこなわれているということで、私達にも
わかりませんが、盲導犬と歩いている立場でお話ししますと、盲導犬と歩いていても
、ホームドアのないホームでは、状況によって落ちることがあるとわかって、私達も
ショックを受けているところです。
一般的に、盲導犬のハーネスは、左手に持って、左側通行しますから、盲導犬が左側
を歩く形になるために、左へ落ちる事故はおきにくいはずです。
今後も同じ事故がおきないためには、ご本人の責任に転嫁しないことを前提に、盲導
犬訓練所などとも協力しながら、事故の原因を究明して、対策をとることが大切と考
えます。

それから、男性が白線を越えたところで駅員さんが「白線の内側にお下がりください
」とアナウンスしたけれど、間に合わなかったということでした。
「「白線の内側にお下がりください」だけだったとしたら、見えない男性には、自分
に言われていることがわからなかった可能性があります。
どちらに動いていいのかも、わからなかった可能性があると思いました。
では、危険が迫っているこういう緊急の場合に、どのように声をかけたらいいかとい
うことなのですが、「盲導犬を連れた方、止まってください!」というように、まず
、相手にわかるように呼びかけてから、行動を止めていただくとよいと私は思います

見えない人が、あと数歩で落ちるというときなら、こういうときだけは、捕まえて止
めてもらったほうがいいかもしれません。
そうやって、まず、見えない方の動きを止めてから、どんな状況になっているかを具
体的に教えていただけるといいと思います。
このことについても、アナウンスされた駅員さんの個人的な責任に転嫁することなく
、今後、適切な声かけ・援助の仕方について研究し啓発を進めていくことが大切では
ないでしょうか。
ぜひ、他の利用客の方々も、ホームは、見えない人にとって、非常に危険な場所だと
いうことをご理解いただいて、危ないと感じるときには、見える人のほうから、声を
かけてくださるようにお願いします。

それから、もう一つ、今回のことと合わせて、皆さんにお願いしたいことがあります

それは、「歩きスマホは、絶対にやめてください」ということです。
今は、見える方たちが、スマホをしながら、見えない人たちに激突してくるというこ
とが、全国でおきています。
ホームで転ばされて方向がわからなくなってしまったとか、激しくぶつかられて痛い
思いをした上に眼鏡が飛んでしまったとか、いろいろな話が聞こえてきます。
本当にもう誰も死ななくていいように、怪我をしないですむように、お互いに細心の
注意をしないといけません。
posted by りえこ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月02日

「里枝子の窓」からー 2016年7月のNEW & GOOD

こんにちわ。広沢里枝子です。
先日、東御市の音訳グループ「りらの会」で、長くボランティア活動をしてくださっ
ている方から、メールをいただきました。
長野盲学校の生徒さんだった高見沢信彦君が、北九州の小倉に盲学校の講師として赴
任したことをお母様から聞いて、喜んでいるという内容でした。
私も、それを聞いて、「わあ、すごーい!ノブ君は、盲学校で授業をもっているんだ
!」と感心しました。
ノブ君は、今は、目の前で手を振ると、動いているのがわずかにわかる程度の視力に
なったそうですが、子供の頃は弱視で、活発な少年でした。
盲人野球をずっとがんばっていて、盲学校の全国大会で最優秀選手賞を受賞したこと
もありました。
そして、本を聞くのが好きで、お母様や、地域のボランティアの方々が録音された録
音図書をたくさん聞いて育ちました。
保育園の頃から、お母様がノブ君の好きな本を読んでカセットテープに吹き込んで、
盲学校におくって行くときに渡していたそうですが、ノブ君が、あんまり熱心に聴く
ので、それでは間に合わなくなって、図書館でいっぱい借りてきて、ボランティアの
皆さんで手分けして音訳するようになりました。
絵本からだんだん文庫本にかわっていって、しまいにノブ君は、心理学に興味をもっ
て、フロイトの本などもリクエストするようになったんです。
ボランティアの皆さんは、「文字は細かいし、あたしらには難しくて・・・」と言い
つつも、でも、ノブ君の成長見ているのは、本当にうれしくて楽しくてとおっしゃっ
て、みんなで喜んで応援しておられました。
そんなことを思い出しながら、一言お祝いを言いたいなあと思って、ノブ君に電話し
ましたら、ノブ君は、元気そうで、若者らしい率直な話し方でした。
北九州視覚特別支援学校の理療課の講師として、マッサージの実技や、解剖生理、東
洋医学などを教えているそうです。
「たくさん本を読んだことが、人にものを伝えることでは、すごく役にたっています
。皆さんのおかげで大きくなれたので、とても感謝しています。これからもがんばっ
ていきたいので、応援、よろしくお願いします」というメッセージを預かりました。
北九州で頑張っている高見沢信彦先生。
これからも信州からエールをおくりたいと思います。
posted by りえこ at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記